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2012年7月24日 (火)

狭山丘陵のシンボル、荒幡富士と富士講

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それは数週間前の7月1日のこと。荒幡富士の方から礼服に身を包んだ近所のおじさまたちが下りてくるじゃありませんか。

「あれ? 何かあったのですか?」と私。
「今日はね、富士山の山開き」。
「えっ! 本物の富士山と同じ???」。
「そうだよ、こっちも富士山だからさ(笑)」。

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まさか、荒幡富士で遭難なんてことはないでしょうが、静岡県の富士山同様、荒幡富士も7月1日に山開きしたというわけです。
とはいえ、こちらは高さ10メートル足らずの人工の山。
明治17年から15年もの歳月をかけて、誕生した築山なのです。

でも、なんで富士山?!

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それは、江戸時代に隆盛を極めた富士山信仰、「富士講」と深い関わりがあります。
「富士講」とは富士を崇め奉る一種の信仰宗教みたいなもので、昔の人がお伊勢参りに出掛けたように、富士山をご神体と崇め、講を組織して富士詣でに団体で出掛けたのです。
私の祖父も「富士講」に入っていました。
出発の朝、祖父は真っ白なふんどしをきりりとしめて、白いステテコをはいて、白の羽織をはおり、白足袋に白鉢巻き、手には金剛杖という勇ましい出で立ちで出発していきました。子供心に、おじいちゃん、カッコイイ!!! と思ったものです。

で、「六根清浄」とお題目を唱えながら、浅間神社にお参りしたり、富士山に登ったり、富士五湖の周りをまわったり、修行みたいな旅をしたのだそうです。

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関東一円には、荒幡富士のような「富士塚」と呼ばれる築山が数多く残っていますが、これは、実際の富士山の代わりに庶民が築いたもので、富士山に行けないときも人々はこの富士塚に詣で、築山をご神体と崇めたのです。その傍らには富士山同様、浅間神社が築かれました。そのご神体は、神話にも登場する木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)。

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ご神体ですから、荒幡富士でも年に4回、神事が行われます。1月1日の元旦祭、4月3日の春例大祭、7月1日の山開きと天王様、11月29日の秋大祭です。

へえ~、なんとなくは知っていたけど、調べてみるとおもしろいもんですねえ。
それにしても、じいちゃんにもっといろいろ聞いておけばよかったなあ。
でも、私が16歳のときに亡くなった人だから、聞いたとしても、覚えてなかったよねえ、きっと……。

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