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2013年3月21日 (木)

日本橋高島屋の「春を盛るうつわ展」へ

3月10日の日曜日に、東京・日本橋高島屋の「ギャラリー暮らしの工芸」で開催された、「春を盛るうつわ展」に行ってきました。

会期は3月6日(水)~12日(火)までだったので、写真でお楽しみくださいね。

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この器展は、毎年この時期に開かれるグループ展です。

今年は秋谷茂郎(あきやしげお)氏、馬場由知子(ばばゆちこ)氏、松田路子(まつだみちこ)氏ら、3名の陶芸家が器を出品。

アマチュア陶芸家時代から懇意にしている馬場由知子さんの器には、今年、スリップウエアが初お目見えし、訪れた由知子ファンたちの目を楽しませていました。

デパートなどで催される陶芸展は、普段お会いする機会のない陶芸家と気軽に触れ合える場です。作家が在廊していたら、気軽に話しかけてみたいですね。創作の裏話などが聞けて楽しいですよ。

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▲栃木県益子の陶芸家・馬場由知子さん

馬場さんは、陶芸教室でやきものに触れた後、1988~1993年まで益子の高内秀剛氏に弟子入りして、本格的に陶芸の道へと入った人です。5年間の内弟子修行の後、益子町上大羽に築窯。氏である高内氏の技法を取り入れ、影響を受けながらも、持ち前のセンスで粉引や色絵、織部などの伝統釉を使った、食卓を美しく彩る器を作り続けています。

今年の2月には、いわき市民美術展の陶芸の部審査員もつとめるなど、その活躍の場は広がっています。

私は馬場さんの作る器が好きで、普段使いに、湯飲みや取り皿、型もので作った小皿や飯茶碗など、何点もの器を使わせていただいています。

今回はスリップウエアのスープカップを求めました。

ときには工房におじゃまして直買いすることもありますが、こうした機会に近況をお聞きしながら好きな器を買うのが楽しみです。

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▲馬場由知子作、スリップウエアのティーポット

その馬場さんの新作が上記のスリップウエアの数々です。

ほかにも白化粧を施した上に絵付けされた民芸風の上絵や赤絵、織部の皿や湯飲みなど、買いたい器がいっぱい。「今度は、あれにするからね」なんて言いながら、今後の器計画をたてたのでした。

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▲馬場由知子作、女性好みの白化粧+絵付けのティーカップ

会場には笠間の陶芸家・松田路子さもおられたので、いろいろお話をうかがっちゃいました。

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▲きさくに応じてくれた、茨城県笠間の陶芸家・松田路子さん

馬場さんとはまた違った作風で、どちらかといえば造形に真骨頂がある松田さんは、武蔵野美術短期大学で金工を専攻。金属を曲げたり伸ばしたりしてスプーンなどを作っていたそうです。でも在学中から陶芸には興味があったそうで、短大卒業後ドイツのミュンヘン大学金工科に留学するものの、陶芸科の教室にここでも顔を出していたのだとか。よっぽどやきものにご縁があったのでしょう。

その後、ミュンヘン大学の留学を一年で切り上げ、笠間へ。笠間の陶芸家・寺本守さんに弟子入りします。そして、陶芸を本格的に勉強すべく、茨城県立窯業指導所でロクロや釉薬を学び直し、陶芸家になった人です。

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▲造形作品が好きと語る松田さんの花器と碗

松田さんが作る立体や器の数々は、どこか都会的で、氏である寺本守氏の作風を連想させますが、イマドキの軽やかなポップ系とは一線を画す玄人好みの作品です。

器よりも立体に興味があるそうですが、その器にさえも、土の特性である切ったりのばしたり貼り合わせたりという、土の持ち味を活かした創作を試みている作家さんです。

だからでしょうか、器からは力強さが伝わってきました。

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▲アースカラーの松田路子さんの器たち

値段も比較的抑えめで、買い手からすれば、うれしい作家さんのひとりです。

そして、ご本人にはお会いできなかったのですが、埼玉県で作陶されている秋谷茂郎さんの器たち

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▲秋谷茂郎さんの器たち

どれも、シンプルで使い良さそうな器たち。帰宅後、ウエブサイトを見ると、秋谷さんの作る器は、料理雑誌などに度々紹介される人気の器たちであることが判明しました。

お会いできなくて残念でした。

ものが売れない時代です。益子でも笠間でも陶芸家の人たちはみな苦労されていると聞きます。

でも、日本の陶芸家たちの作る器は、とても丁寧で繊細に作られています。アメリカなどで手にする器たちとは、比べようもない使いやすさです。

日本のものづくりたち、世界でもっともっと売ってほしいな。

売れるぜよgood 日本の陶器たち。

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