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狭山丘陵_

2013年5月31日 (金)

森を歩くといいことがある

私が狭山丘陵の森を歩く理由、それは、世俗から束の間離れて、心に風を入れたいから。

ただ風に吹かれるのではなく、森の風に吹かれたいのだ。

それに、旅気分を味わいたいというのもある。

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この道を歩き、森に入った途端、世俗との結界が閉じられ、私だけの時間が始まる。

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まあ、それは大人の私の理屈で、子供たちは無邪気にチョウやトンボを追いかけ、結界の内側で遊んでいる。

俗か俗じゃないかは、ヒトそれぞれが思うことで、少なくともこの親子たちはそんなこと考えて遊んではいない。でも、野があり、山里があり、森があった昔の風景は、今思えば随分と洗練されて美しかったと思う。

あの「となりのトトロ」の風景が心に染み渡ったように。

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「トトロの森1号地」があるこの森は、曇りや夕方歩くとひっそりと静まりかえっている。森の入口はご近所さんの寄り合いの場所らしいけど、森に入れば、草むらでアオダイショウが青い姿態をくねらせていたり、カエルが草むらでじっとしていたり、湿地にすまうカモさんが、森の落ち葉をひっくりかえして盛んに何かを食べていたりする。

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森に少しなれてくると、私の冒険心がうずきだす。

「そうだ、今日はこっちの道へ入ってみよう」と。

この日も、看板の裏手に未知なる散策路を見つけ、歩きだす。

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どこに続くかわからない道をひたすら歩く。小暗いし、ちょっとドキドキするけど、里山の森は、おばさん冒険家をやさしく包んでくれる。

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この日は、湿地をグルリと回る新しい道を発見した。

「…そうか、この道はここに通じていたんだ」。そんな小さな発見が私をわくわくさせる。

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そういえば、「トトロの森1号地」もよく見ていなかったんじゃないか…。

そう思い、階段を上ってみる。

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大きなスギの木が何本かある傾斜地で、小暗い森。かつては放置されるがままで、笹が生い茂り、今とは比べようもなく荒れていたらしい。

今も暗さはぬぐえないが、笹は切り払われ、里山森の本来の力を取り戻したよう。

はずかしくない森になった。

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しばらく森で時間を過ごし、尾根道を歩いていると、雲間から陽が差してきた。

木漏れ日がきれいな道を歩く。

狭山湖への道はこの方角で確かなはずだけど、道ですれ違ったおじさんに、念のため聞いてみる。

「うん、すぐだよ。道なりに左へ左へと歩いていくと、着くから。そうだねえ、500メートルぐらいかな」。

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浄水場のところまでやって来たとき、中から作業員のヒトが出てくるのに出くわした。

「あのー、お尋ねしてもいいですか?  このタンクって今も使われているんですか?」。

「そうですよ、飲み水をためておくタンクだから」。

「えーっ、本当ですか!!!」。

バカに驚く私をバカにするでもなく、所沢市役所上下水道科の係のヒトは詳しく説明してくれた。

「高台にタンクを設置すると、動力を使わなくても水は下に流れていくから、浄水場のタンクはこんな高台に設置されているんですよ。この水は荒川で取水して、大久保浄水場で飲み水に濾過された後、導水管でここまで運ばれ、このタンクに貯められています。底? 底はコンクリート。厚さ3メートル(5メートルだったかも)もある頑丈なものだよ」。

森歩きしていると、いろいろなヒトに会う。

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狭山湖に着いてひといき入れる。

「やっぱりお水はおいしいなあ」。

そういえば市役所のヒト言ってたっけ。「狭山湖に近いけど、あの貯水池の水は一滴も使ってませんから」って。

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そうです、ここ狭山湖(山口貯水池)も東京都の水瓶です。この湖一杯分で都下で使う4日分って何かで読んだことがある。

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堤防から東の方を見ると、今歩いて来た森が見える。車だとあっという間だけど、歩くと、いろいろな発見があるね。

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この美しい風景を見ながら、私はまた仕事場へと戻っていく。

結界の内側でいい「気」をもらってパワーチャージ。

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西武球場前駅から、電車で帰る道すがら、今度はどこを歩こうかと、次なる冒険を考え始める。

2013年5月28日 (火)

西武球場前駅からトトロの森1号地を経て、狭山湖まで歩く

所沢市上山口雑魚入(ざこいり)にある、トトロの森1号地。この森へ遊びに行ったことは、前回、前々回のブログで紹介しました。

そのとき、帰路で道に迷ってしまった私。で、リベンジです。

西武球場前駅から、トトロの森1号地を経て、狭山湖まで歩くことができました。

歩いてわかったのだけど、けっこうわかりにくいルートなので、写真でご紹介することに。

地図と一緒に参考にしてください。

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起点は、西武ドームの目の前にある西武球場前駅。

森の中にトイレがないので、駅で必ず済ませてから出発しましょう。

駅から自動車道路に出たら、右へ。六斎堂前交差点を目指します。

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車の通りが激しい道。このガソリンスタンドを左に見て、その先の露地を左折。

もちろん、六斎堂前交差点を左折しても同じ場所に出ます。

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ここに出たら、もとお菓子屋さんの看板に向かって住宅街を進みます。

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住宅地の向こうに目指す「さいたま緑のトラスト保全2号地」の森が見えてきました。

「トトロの森1号地」もこの森の中にあります。

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住宅地を流れる柳瀬川の橋を渡り、この道路を渡って森の中へ。

横断歩道の看板に、「狭山丘陵 いきものふれあいの里 虫たちの森」の文字が。

渡って、道なりに右に歩きます。と、

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「トトロの森1号地」がある、「いきものふれあいの里」に到着。森の奥にはあずまやも。

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1991年8月、「トトロのふるさと基金」で購入された「トトロの森1号地」。1183平方メートルという小さな森ですが、1万人をこえる人々の善意の寄付金で守られました。

その購入金額、6400万円。

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1号地と向かい合うように、「さいたま緑のトラスト保全2号地(雑魚入樹林地)」の森も広がっています。山の上に向かって道を歩くと…、

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尾根道に出ます。東(右)に向かって歩くと、左手の森の中に堀口天満天神社のお社が。

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里山歩きの無事を祈って、お参りしましょう。

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神社を後に、再び道を東にとって尾根の道を歩きます。この曲がり角も道なりに右へ。

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ペット霊園を右に見て、狭山湖へは左の道を道なりに歩きます。

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この曲がり角も左へ。

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すると、前方に所沢市西部浄水場のタンクが見えてきます。この前を通過。このタンク、所沢市の水がめですよ。

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そしてほどなく、狭山湖の堤防の端に出ました。

この通り、車通りが多い上、カーブになっていて右から走ってくる車が見えにくいので、横断注意です。

渡ったところに、トイレもあります。

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到着した公園は、県立狭山自然公園。公園内にはトレイルがきられ、ランニングするヒト、サイクリングするヒト、お散歩するヒトなどで賑わっています。

ここまで、堀口天満天神社から歩いて10分ほど。意外と近いです。

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堤防の上を散策しましょう。

晴れていれば秩父や奥多摩の山々が遠望できます。

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狭山湖。別名、山口貯水池です。所沢市にありますが、この貯水池、東京都の水がめです。

見事な貯水池林に囲まれています。

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堤防の上から東側を見て下さい。今歩いて来た、トトロの森やトラスト2号地の森が遠望できます。

狭山運動公園の下に広がるのは、所沢市山口の町並みです。

西武球場を出発し、森で遊び、お参りし、堤防へ。約2時間のお散歩。

堤防の端まで歩いたら、狭山不動尊、山口観音、西武ドームなど、見学したいスポットもいくつかありますよ。そうそう、山口観音の目の前には、お醤油味が香ばしい、焼き団子屋さんもありますので、団子休憩もお忘れなく。

●トトロの森1号地の地図は、下記のウエブサイトをご参照ください。

http://www.totoro.or.jp/intro/national_trust/

2013年5月27日 (月)

「トトロの森1号地」から「埼玉緑のトラスト保全2号地」の森を歩く

狭山丘陵・森散歩の続き。

「トトロの森1号地」から「いきものふれあいの里スポット2」へ下りてきた私。

「埼玉緑のトラスト2号地」は、「いきものの里」の周りに広がっている保護林です。ちなみに、付近のヒトは、この森を「雑魚入樹林地(ざこいりじゅりんち)」と呼んでいます。

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勢いよく、トトロの森の看板脇の坂道を下ったら、この日森に来ていた「緑のトラスト」のボランティアさんたちが隊列を組んで、まさに歩きだそうとしているところでした。

「あの~、もしおじゃまじゃなかったら、私も一緒に歩かせていただいてもいいですか?」

ずうずうしくも話しかけた私。

すると、なかのお一人が、「相済みませんが…」と、この隊列の訳を話してくれた。

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なんでも、この日は、森で勉強会をするのだそうだ。

というのも、このボランティアさんたち、森の下草刈りや伐採をする一方、ときには地域の人を森に案内するガイドなどもしているそうだ。

そうやって森にヒトを案内すると、ガイドしたことで貴重な植物がなくなったと陰口を言われたり、あるいは下草刈りで誤って貴重な植物を切ってしまったり、森を知らなかったことで、困ることもあるのだという。だから、この日は専門家と一緒に森を歩き、狭山丘陵の植物について実地勉強をするらしい。

「…だから、今日はご勘弁を」なんて言われてしまい、こっちこそ相済みませんって感じ。

でも、とても感じのいい人たちでした。

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で、森で一番歩きやすい道を教えていただき、歩くことに。

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あづまやの上に地図があるので、その地図の後ろを回り込むように歩き、尾根に出るのだ。

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歩き出しのこの場所も、光が差し込んで気持ちいい。

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ゆるやかな道でよく整備されている。

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尾根道に出ました。こちらは西向きの道だけど、私は東へとルートをとります。

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いずれにしても、尾根の道は気持ちよくて誰でも歩けそう。左手に堀口天満天神社が見えてきた。

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森の中にぽっかりと開いた空間。そんな場所にある神社です。

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石段をトントンと上がると、いました狛犬!!! 狛犬は神社の守り神。阿吽(あうん)で一対だけど、これは口を開けた阿形の狛犬。

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神社で、今日のお散歩の無事を祈願しました。

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あの、阿形の狛犬さんが見つめる先には、美しく刈り込まれた茶畑が広がっていました。

この後、私は大失態をすることに。

というのも、尾根道で出合ったハイカーのヒトに、間違った道を教えてしまったのでした。

家に帰って地図をよくみたら、まるで逆じゃん。あちゃー、あの人たち大丈夫だったかしら。

というわけで、私も初めての場所で、迷いに迷いながら、なんとか無事に帰れたのでした。

だから次回は、リベンジ。

正しい道をご案内します。

2013年5月26日 (日)

「トトロの森1号地」周辺の森を歩く

「クロスケの家」に行ったとき、「トトロの森1・3号地から狭山湖畔へ」という地図をもらってきた。始まりの森、 「トトロの森1号地」をこの目で確かめようと思ったからだ。

地図によれば、西武球場前駅から高橋の交差点方面に向かって、山口の大通りを歩き、ホームランド入口というバス停の先を左折し、里山を歩く…とある。

しかし、このバス停はもはやない。地図の通りに里山を歩いてはみたものの、あちこちで水田は分断され、新しい住宅が次々に建てられ、かつての田畑は駐車場へと姿を変えていた。

もらってきた地図は、修正が必要のようだ。

一番わかりやすいのは、六斎堂前の信号を左折し、和菓子屋の脇の細道を入るルート。住宅街を抜け、小さな橋を渡ると、高橋の交差点から西へ延びる自動車道路に出るので、そこを渡れば、森へと着ける。

大通りを渡るとき、左手に薪ストーブ専門店があるので、それが目印。

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車通りが多い道なので、注意して渡ろう。正面に見える森の奥が目指す場所だ。

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ごちゃごちゃした住宅街を歩いた後だけに、この場所に出たとき、すがすがしい気分になった。やはり森は気持ちがいい。

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竹藪の下に「トトロの森15号地(チカタの森)」の看板を発見。

この森は、2011年10月30日、地権者から寄付されたもの。

2006年から2010年まで、「チカタの景観を考える会」が守ってきた森を、「トトロのふるさと基金」が引き継いだそうだ。

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森の麓は谷(やつ)になっていて、狭山茶の茶畑が広がっている。森で囲まれたこの空間が好き。

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振り返ると、今歩いて来た住宅街の先に、西武ドームの宇宙船のような屋根が遠望できた。

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「トトロの森15号地」の先に、「トトロの森3号地」の看板。

森はきれいに手入れされ、林床のあちこちに木漏れ日が光の輪を作っている。

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谷の西側には小川が流れ、小さな水辺と湿地があり、子供たちが元気に駆け回れそうな空間が広がっている。

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「トトロの森1号地」は、実は、「さいたま緑のトラスト保全2号地」と向かい合うようにあったのだ。

地図の濃い緑色が「緑のトラスト保全2号地」。2号地に隣接してトトロの森1号地があるのだ。

「緑のトラスト保全2号地」は、想像以上に広い。

埼玉県では、1984年(昭和59年)、県民から広く寄付を募り、それを資金に土地や建物を買い取り、埼玉のすぐれた自然や歴史を、県民共有の財産として保全していこうと、「さいたま緑のトラスト協会」を発足させた。

見沼田んぼの保全から始まり、その2号地が、狭山丘陵・雑魚入(ざこいり)樹林地(所沢市)だった。

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気持ちのよい谷間の道を上っていくと、

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みどりのトラスト保全2号地の看板が出てきた。奥は湿地になっていて、その湿地の先には森が広がっている。

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小高い場所にあづまやがあり、急な階段の脇に「トトロの森1号地」があった。

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この日、森には「みどりのトラスト保全協会」のボランティアの人たちが集まっていた。

そのヒトたちに話を聞くと、この森全体を歩けるらしい。目的は「トトロの森1号地」だったのだけど、とにかく探検に出発することにした。

トラスト保全2号地の森へ、尾根を目指し上がっていく。道は左右に分かれていたので、まずは左へ。

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道はよく手入れされ歩きやすい。

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道の下には茶畑がある。ここは、保全地区にもトトロの森にも属していない模様。

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尾根に出て、左へ道をとる。

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そしたら、トトロの森1号地の上に出たのだ。急な階段はさっき見た看板脇の坂道だ。

1号地も予想より小さい。でも、ここから「トトロの森」は始まったのだ。

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拍子抜けするほど、あっという間に一周してしまった。

でも、道はもっと先へと続いていた。それは次回の探検に残しておこう。

谷へと下りた私は、今度は2号地の森を探検することにした。

2013年5月25日 (土)

所沢「クロスケの家」から早稲田大学近くの里山を歩く

狭山丘陵北麓にある「クロスケの家」から、里山歩きを楽しむことができます。

今回は、早稲田大学・所沢キャンパス周辺の里山を探検することに…。

「クロスケの家」でトトロに見送られ、バス通りへ…。

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トトロ、君に会えてよかったよ~。

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「クロスケの家」の意義もわかったし、狭山丘陵って、歩くほどに深まる感じ。

じゃ、里山歩き開始するぜい。

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交通量の多いバス通りを早稲田のキャンパスに向かって歩く。

キャンパス内のケヤキ並木をトコトコ歩き、バス停手前の運転手さんの詰め所みたいな小屋の脇から、ひょいと森の中に入ると、キャンパスに沿ってこんな道が延びていました。

今日はここを歩きます。

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歩くルートを確認。地図を見ながら、位置も確認。コレ大事。

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いつも歩く都立公園の丘陵と違って、ここは里山。今回のルートは早稲田のキャンパスに沿って歩く道だから、迷う心配はなさそう。

写真に写っている柵の右側にキャンパスが広がっています。

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森の縁に、クヌギの木に掛けられた巣箱発見。主はおらず。

左手が森。けっこう深い。でも、右手の柵の内側からは、ときどき車の音が聞こえてきて、キャンパスの気配を伝えてくれる。

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地図にあった「ふれあい湿地」に出た。

でも、湿地に水はなく、草が生い茂るばかり。ヘビもいそうだ。

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今歩いているこのルートは、「ふれあい湿地」から「和幸の森」を通り、しだれ桜で有名な金仙寺へ抜けるルート。

湿地のすぐ近くに「和幸の森」があった。この森は平成5年、和田幸一さんというヒトが、所沢市に寄贈した森なんだって。森の中に石碑がありました。今は亡き和田さんは、この森で落ち葉はきをしていたそうです。

私は、「緑の森博物館へ」という道標に従って石碑前を通過。

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丘陵地はけっこう起伏に富んでいて、坂を上ったり、下ったり…。右手を見ると、ときおりキャンパス内を大学生が走る姿を目撃できたり、ヒトとの距離が近い森です。

とはいえ、森は意外に深く、しんとしている。

近所のヒトが散歩するような森だと思うけど、少し寂しい感じ。

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右側の柵の中は、キャンパスだ。

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20分も歩いたでしょうか、分岐に出た。

私は左折し、スポット1へと歩いていく。

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分岐からほどなく、舗装された狭山湖周囲道路に出たので、そこを右折。

早稲田の南門の前を通って、道を下っていくと、この道路に出ました。

そして、上っていくことに。なぜって、突然現われた湿地と深い森に興味津々だったから。

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この湿地どこまで続くんだろうって思いながら上っていったら、いつの間にか早稲田のキャンパスに入り込んでしまいました。

でも、今回の里山歩きで大収穫だったのは、この湿地の存在を知ったこと。

調べてみると、狭山丘陵で最も大きな湿地だということがわかりました。水鳥や植物の種類も豊富で、貴重な湿地らしい。早稲田の学生さんたちも、生態調査をしているみたい。

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坂道をずんずん上って行ったのだけど、行き止まりになったので、坂の上に出てみることに…。

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高台から見下ろすと、深い深い森が広がっていました。感動!!!

カラスがわーわー恐ろしいほどやかましく鳴き交わしています。

後で調べてわかったのだけど、湿地の向こうに広がっている森は、将来的に「緑の森博物館」に含まれるそう。

この森のずっと奥、南側には狭山湖が広がっています。

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私は、再びもと来た道に戻って、金仙寺へと里山歩きを続行。

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境内には、樹齢140年、高さ16メートル、幅14メートルのしだれ桜が立っていました。

ご住職がいらっしゃったので、お話をお伺いすると、手前にたれていた枝が枯れてしまったので、まさに今日、その枝を植木屋さんに切ってもらったのだそう。

桜もきれいに手入れされて、また来年、見事な花を咲かせてくれるのでしょうね。来年の春には、来なくっちゃ。

そうそう、この金仙寺ですが、裏手の墓園に、今は亡き俳優、左牧全さんが眠っています。所沢市三ヶ島出身の俳優さんでしたが、とぼけた味がある名優でした。

うちのおじいちゃんがこの方にファンレターを書いたのを思い出しました。

返事のはがきも見せてもらったっけ。

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金仙寺から「緑の森の博物館」まで歩けるのだけど、この日は、中氷川神社を経由して、戻ることに。

バス停の芸術総合高校入口まで、てくてく歩き、小手指行きのバスに乗り、駅へと戻った私でした。

今度は、「緑の森の博物館」への里山歩きを敢行しなくっちゃ!!!

 

2013年5月23日 (木)

所沢のトトロに会ってきました②

所沢市三ヶ島にある「クロスケの家」には、ネコバスだって飛んでます。

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しかも楽しそうに飛んでる!!!

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まっくろクロスケだって、お蔵のあちこちに隠れてて、楽しいな~。

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屋敷林に囲まれ、母屋のほかにも、お蔵や茶工場、お稲荷さんなどがある「クロスケの家」。敷地面積はおよそ1000坪。そこを自由に見学できるんです。

もちろんこれらの建物は、アトラクションのためにつくられたのではなく、この場所に代々あったものを、修理保存し、公開したもの。

このお蔵は、明治10年末から20年代頃に建造されたと、資料にあります。

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中に入ると、蔵のなかは、博物館のようになってました。

あの「トトロの森 1号地」について、財団がどういう経緯でそこを取得することになったのか、その経緯が詳しく書かれています。

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さらに、この財団がどういう目的でつくられたのかもわかります。

設立は、1990年4月。

財団は、当初、任意団体としてスタートしました。

主たる事業は、ナショナルトラスト活動です。

寄付金をつのったり、保護すべき森林や土地を取得するためには、社会的な信頼がなにより必要です。

また、寄付金で購入した土地を団体のものとして登記するためには、単なる任意団体では登記できないため、環境省に財団法人の設立許可申請を行い、1998年、ようやく財団法人として認可されたのだそうです。

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蔵には、こんな航空写真も張り出されていました。

画面中央の大きな湖は、狭山湖。その下にふたつ多摩湖があります。

それらをとりまく森が狭山丘陵。

宅地が広がる東京都と埼玉県の境に、ここだけぽっかりと緑の森が広がっています。

だからこそ、狭山丘陵は貴重な森なのです。

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1991年に「トトロの森 1号地」が誕生してから、2013年で22年。「トトロの森」は、こんなに増えました。

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狭山丘陵って、けっこうイケテる森だと思いませんか?

「クロスケの家」に来ていた人たちも、本当に興味津々でこの展示を見ていました。

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やっぱりトトロの世界感があちこちにちりばめられ、楽しいのが何よりステキ。

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まっくろクロスケもいるしさ。

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お蔵に付けられたこんな意匠も、超オシャレ。

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母屋の方を見れば、お座敷にはトトロがいて、なんかこの家を守ってくれているみたいだし。

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母屋の隣にある茶工場では、ときどきお茶作りの体験セミナーも開かれているみたい。

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裏手に回ると、竹林の後ろに見事なお茶畑が広がっていました。

狭山丘陵の北麓にある「クロスケの家」。

所沢で始まったナショナルトラスト活動。自然を守る活動って、本当に地道で大変な作業だけど、私も、微力ながらその活動のお手伝いがしたいなあと思うこの頃です。

クロスケの家

公益財団法人 トトロのふるさと基金

【住】〒359-1164 埼玉県所沢市三ヶ島三丁目1169-1

【TEL】04-2947-6047

http://www.totoro.or.jp/kurosuke/

【開】火・水・土 10:00~15:00 年末年始、祝日は閉館

注意 2013年5月25日(土)は閉館。敷地内へも入れません。

【行き方】西武池袋線 小手指駅南口より西武バス「宮寺西」または「早稲田大学」行き、「大日堂」下車。

進行方向に少し歩き、進行右手、「タクミ商事」脇の細道を入る。

入場は無料ですが、寄付金またはグッズなどを購入し、基金へ協力しましょう。

クロスケの家には駐車場がありませんので、バスでのアクセスが最適です。

2013年5月22日 (水)

所沢のトトロに会ってきました①

先日、このお方に会ってきました。

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トトロです。smile

でも、三鷹のジブリ美術館じゃありません。

このトトロがいるのは、所沢市三ヶ島の「クロスケの家」。

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ここです。

アニメの「となりのトトロ」みたいに、バス停があって、すぐ隣が茶畑。バス停の前には、狭山茶を自家製造販売するお茶屋さんもあります。

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トトロの住み処、「クロスケの家」は、昭和32年、埼玉県越生から移築された切妻造瓦葺きの木造2階建て。明治期につくられた築100年以上の古民家です。

堂々たる風格。good

現在この建物を所有するのは、「公益財団法人 トトロのふるさと基金」。

あのトトロは、この財団のシンボルってわけです。

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入ってみましょう。

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玄関を入ると中は土間です。小上がりの奥にいろりが切ってある、板の間があって、いろりの縁にもトトロ。

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母屋の中へとおじゃますると、いました!  トトロ。

畳の上に座っています。

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ありゃ、床の間にもトトロ。その隣の生け花の枝にいるのは、もしかして、まっくろクロスケ!!!!

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2階へと上がると、見事な梁に支えられた天井が姿を現します。

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奥にはトトロの森の全景を表わした地図が貼ってあります。

これこそ、私がいつも歩いている狭山丘陵の全貌です。

その森のあちこちに飛び地のように「トトロの森」の矢印が…。

実はこれ、「トトロのふるさと基金」が基金で買い取った森や土地です。

財団はナショナルトラストの精神を引き継いだ狭山丘陵ナショナルトラスト本部というわけです。

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地図の横には、なぜここに「トトロの森」が誕生し、あのトトロがいるのかが書いてありました。

1990年、バブルにわく狭山丘陵もご多分にもれず、宅地開発で沸き立ったいました。

所沢市山口の椿峯も、以前は狭山丘陵の一画を成す森でしたが、宅地開発が始まり、森は次々と宅地へと姿を変えていきました。

その開発は西へ西へと延び、山口の大通りを見下ろして連なっていた緑の森はすっかり住宅街へと変わってしまいました。

そんなとき、狭山丘陵に暮らす有志たちが、ナショナルトラストの方式に則って森を買い、開発から森を守っていこうじゃないかと言い始めたのです。

誰もが思いました。「そんなの無理だよなあ」って。

でも救世主が現われたのです。

それが、あのトトロでした。

有志のひとりが、宮崎駿さんの奥様、宮崎朱美さんと知り合いだったことから、この話が宮崎駿さんの耳にも伝わり、人気アニメのキャラクターが、この運動に協力してくれることになったのです。

人気ものの力は絶大でした。

全国からたくさんの寄付金が集まり、その基金で購入した「トトロの森 1号地」ができたのです。

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土間には、宮崎さんの許可を得てつくられた、おなじみのトトロが描かれた絵はがきやバッジ、袋物、Tシャツなどのグッズも売られています。

財団は、公的補助を一切受けていません。

基金の元になるお金は、私たちひとりひとりの寄付金とこうしたグッズの販売で成り立っています。

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この日、私も貯金箱みたいな入れ物に寄付金を入れて、建物などを見学しました。

一人の力では何もできないことも、こうやっていろいろなヒトの力を借りて、大きなうねりとなることがあります。

それをこの「クロスケの家」で教えてもらいました。

この日は土曜日でしたが、小さな子供を連れた親子連れやシニア世代のおばさまたち、私のように一人でぶらっと来た女性たちで賑わっていました。

皆さんもぜひ、「クロスケの家」へ行ってみてください。

この狭山丘陵の森で起こっている、正しいうねりの数々に出合えます。

そして、私もあなたも、参加することができるんです、そのうねりに。

クロスケの家

公益財団法人 トトロのふるさと基金

【住】〒359-1164 埼玉県所沢市三ヶ島三丁目1169-1

【TEL】04-2947-6047

http://www.totoro.or.jp/kurosuke/

【開】火・水・土 10:00~15:00 年末年始、祝日は閉館

注意 2013年5月25日(土)は閉館。敷地内へも入れません。

【行き方】西武池袋線 小手指駅南口より西武バス「宮寺西」または「早稲田大学」行き、「大日堂」下車。

進行方向に少し歩き、進行右手、「タクミ商事」脇の細道を入る。

入場は無料ですが、寄付金またはグッズなどを購入し、基金へ協力しましょう。

クロスケの家には駐車場がありませんので、バスでのアクセスが最適です。